600万円を1銘柄に突っ込み492万円失った。それでも僕が株をやめなかった理由

お金・投資

600万円。

僕はそのお金を、ほぼ全部1つの株に突っ込みました。

そして最後に残ったのは、

108万円。

約492万円の損失です。

今考えても、

「何してんねん、俺(笑)」

と思います。

でも、本当にやりました。

銘柄はプロスペクト。

152円で4万株。

約600万円。

最終的には27円で売りました。

将来のために貯めてきたお金です。

当時はまだ独身でしたが、いつか結婚したり、子どもができたりしたときに使えるように。

そんなことも考えながら貯めていました。

それを、

ほぼ1銘柄に全部。

今なら絶対にやりません。

でも当時の僕は、

「これ、上がるんじゃない?」

と思ったら止まりませんでした。

掲示板を見て。

株価が上がっているのを見て。

みんなが「まだ上がる」と言っているのを見て。

「どうせ買うなら、本気でいかないと意味ないやろ」

くらいに思っていました。

結果。

600万円が108万円。

約492万円消えました。

ここまでの話だけなら、たぶん普通はこうなります。

「もう株なんかやらない」

ですよね。

ところが僕、

やめなかったんです。

というか今回この記事を書くために昔のスクショを見返したら、

思っていた以上に全然やめてませんでした(笑)

そこが自分でも面白かったので、今回は、

「なぜ492万円も失ったのに、僕は投資をやめなかったのか」

を書いてみようと思います。

株価が落ちている最中が、一番きつかった

プロスペクトを持っていたとき、株価がどんどん下がっていきました。

でも僕は売れませんでした。

頭の中にあったのは、

「少し戻ってくれたら、そこで売ろう」

です。

ここまで下がったんだし、もうそんなに下がらないだろう。

ちょっとだけでいい。

上がって。

そこで売るから。

本当にそんな気持ちでした。

でも上がらない。

また下がる。

すると今度は、

「ここで売ったら底なんじゃない?」

と思う。

そしてまた持つ。

さらに下がる。

完全にハマっています。

たぶん同じように、「少し戻ったら売ろう」と思っていた人もたくさんいたんじゃないかと思います。

だから少し上がると売りが出る。

なかなか上がらない。

今ならそんなふうに考えますが、当時の僕はそんなことまで考えていません。

ただ、

「頼むから戻ってくれ」

でした。

もう投資じゃないですよね。

お願いです(笑)

27円で売った。でも、そのときには少し前を向いていた

最終的に、僕は27円で売りました。

約600万円が108万円。

約492万円の損失確定。

普通ならここが一番落ち込む瞬間だと思います。

でも、僕の場合は少し違いました。

株価が落ち続けていた数か月間の方が、たぶん精神的にはきつかったです。

売った瞬間は、もちろんショックですよ。

492万円ですから。

でも、どこかで、

「終わった」

という気持ちもありました。

もう毎日、

「また下がった」
「まだ下がる?」
「売った方がいい?」

と考えなくていい。

そして少し時間が経つと、僕の中でこんな考えが出てきました。

お金が減っただけでしょ?

仕事を辞めなければならなくなったわけじゃない。

働けなくなったわけじゃない。

障害を負ったわけでもない。

難病になったわけでもない。

家族が亡くなったわけでもない。

それと比べたら、

お金が減っただけ。

じゃあ、また働けばいいか。

そう思いました。

我ながら、すごいメンタルだと思います(笑)

もちろん、株価が落ちている途中は普通に落ち込んでいました。

だから最初から鋼のメンタルだったわけじゃありません。

でも売った頃には、かなり前を向いていました。

昔のスクショを見たら、僕はほとんど投資を休んでいなかった(笑)

今回、この記事を書くために昔の画像を探しました。

すると、プロスペクトを持っていた頃のスクショが出てきました。

プロスペクトを保有していた当時の株式保有画面
昔のスマホに残っていた当時の保有株画面。プロスペクトは27円まで下がっていました。

そこには、

プロスペクト 27円。

ちゃんとあります。

……ほぼ底値まで握ってます(笑)

しかも周りを見ると、当時僕が持っていた株がいろいろ並んでいます。

今の自分が見ると、

「当時の俺、夢のある株ばっかり探してへん?」

と思います(笑)

当時は、

「これ何倍になるんや?」

みたいな株が大好きでした。

口コミを見る。

掲示板を見る。

上がりそうな話を探す。

そして、

「これ来るんちゃう?」

と思ったら買う。

今考えたら、何してたんやろと思うような株もかなり持っていました(笑)

まともと言ったら失礼ですが、今見ても普通に大型株として分かるものはソフトバンクグループくらい。

でも、このスクショを見てもう一つ分かったことがあります。

僕、株式投資を1年くらい休んでいたと思っていました。

違いました(笑)

ほぼ休んでません。

ちょろちょろ買ってます。

大損したのに。

全然懲りてない(笑)

その後、暗号資産にも行きました(笑)

その頃、暗号資産が盛り上がり始めました。

職場の同僚から話を聞いて、

「暗号資産?」

「なんか面白そうやな」

となりました。

またです(笑)

気になったら、やってみたくなるんです。

いろんな通貨を買いました。

一時的には利益が出たこともあります。

でも、結果としてはここでもかなり痛い目を見ています。

詳しく書くと、完全にこの記事のテーマが変わります(笑)

これはこれで、いつか1本の記事にできそうです。

ただ、暗号資産を経験して僕が思ったのは、

「これは上下が激しすぎて、僕には精神的にきつい」

ということでした。

上がるときはすごい。

でも落ちるときもすごい。

「朝起きたらどうなってるん?」

みたいな感覚が僕にはしんどかった。

そして、だんだん、

「やっぱり株式投資が本流かな」

と思うようになりました。

夢のある株に全部入れてしまう。だったら積立もやろう

その頃、もう一つ思ったことがあります。

僕、お金を持っていると、

夢のある株に全部入れたくなるんですよ(笑)

「これ10倍になるんじゃない?」

なんて株を見つけたら、ワクワクしてしまう。

これは危ない。

だったら、少しでも安定したものを積み立てておいた方がいいんじゃないか。

そう思って、積立投資を始めました。

コロナが来る数か月前くらいだったと思います。

そして、積立を始めて数か月後。

コロナショック。

大暴落です。

そのときは、

「暗号資産も株も、僕がやると大暴落するなー(笑)」

と思いました。

いやほんと、タイミングどうなってんねんと(笑)

でも、それでも僕は株をやめませんでした。

で、なんでまだ投資してるの?(笑)

ここまで読んだら、そう思いますよね。

僕も思います(笑)

株で約492万円失う。

暗号資産でも痛い目を見る。

積立を始めたらコロナショック。

普通、懲りるやろ。

でも僕は、投資そのものを嫌いにはなりませんでした。

なぜか。

考えてみると、やっぱり僕は、

投資とか冒険が好きなんだと思います。

そして、夢を見たい。

普通に働いていたら、ある程度の収入はあります。

でも、働いているだけで、人生が一気に変わるようなお金を手に入れるのはなかなか難しい。

だから、投資には夢を見てしまう。

お金持ちになりたい。

これは普通にあります。

良い家にも住みたい。

欲しいものも買いたい。

でも、それだけでもありません。

親とか、家族とか、自分の大切な人に、良い思いをさせてあげたい。

そういう気持ちもかなりあります。

お金があれば、できることが増えます。

だから僕の中には、

「お金持ちになりたい」

と、

「将来が不安だから資金を増やしたい」

が両方あります。

ちょっと両極端ですよね。

でも、たぶんこの2つがずっとあるから、僕は投資を続けているんだと思います。

投資が危険なんじゃない。僕の買い方が間違っていた

これは今なら、かなり強く思います。

プロスペクトで492万円失った。

だから、

「株式投資は怖い」

「株はやらない方がいい」

とは思っていません。

違います。

僕の買い方が間違っていた。

これです。

600万円を1銘柄に集中投資していた昔と資金を分けて余力を残す現在の投資スタイルの比較
昔はほぼフルベット。今は「何を買うか」だけでなく「どれだけ買うか」を考えるようになりました。

口コミを読む。

上がりそうと思う。

そして、

600万円。

ほぼフルベット。

今の僕なら、まずやりません。

どんなに良い銘柄でも落ちます。

大型株だって落ちる。

何か問題が起きれば落ちる。

市場全体が暴落すれば、良い会社だろうが一緒に売られます。

じゃあ、同じ株を買うにしても、

自分の資金の5%を入れている人と、100%入れている人。

どっちが耐えられるのか。

全然違います。

僕がプロスペクトでやった最大の失敗は、銘柄そのものだけじゃない。

1銘柄に、自分の人生までフルベットしたことです。

これがまずかった。

今は、

「何を買うか」と同じくらい、「どれだけ買うか」が大事

だと思っています。

良い株でも落ちる局面はある。

そこでフルベットしていたら、耐えられなくなったところでふるい落とされます。

資金を残していれば、むしろ下がったところで買える。

同じ株を持つにしても、資金管理で全然違う。

これは本当に、痛いほど分かりました。

「もしかしたら戻る?」と思ったら、それはもう運任せ

僕が変わったところで、かなり大きいのはこれです。

損切りできるようになったこと。

昔の僕はできませんでした。

下がる。

「戻るかも」

また下がる。

「ここまで来たら戻るかも」

さらに下がる。

「今売ったら底かも」

また下がる。

これ、投資している人なら分かる人もいると思います。

でも今の僕は、

「もしかしたら戻る?」

となった時点で、

「ちょっと待てよ」

と思うようになりました。

最初に買った理由は何だったのか。

その理由はまだ残っているのか。

自分が思っていた状況と違っていないか。

そして、買った理由が崩れているのに、残っている理由が

「でも戻るかもしれない」

だけなら、

それってもう、運任せやん。

と思います。

夢のある株の場合は、今はかなり早く損切りできます。

これは自分でも、昔より強くなったと思います。

ただし。

大型株は別です(笑)

大型の株で下がると、

「いや、この会社なら戻るんちゃう?」

と思って、そのまま画面を閉じて耐えていることは今もあります(笑)

完璧には治ってません。

そこは人間なので(笑)

今でも「10倍になるかも」と聞くとワクワクする

失敗して、資金管理を覚えて、損切りもするようになった。

じゃあ、今は大型株とインデックスしか興味がないのか?

いやいや。

全然そんなことありません(笑)

「これ、10倍になるんじゃない?」

という株を見つけると、今でもワクワクが止まりません。

めちゃくちゃ調べます。

この性格は、たぶん一生治りません(笑)

ただ、昔との違いはあります。

夢を見る金額を変えました。

全部入れない。

外れても人生が壊れない。

笑って、

「あー、ダメやった(笑)」

と言えるくらいにする。

今は、比較的大きな銘柄や、市場を引っ張っていけそうな先導株になり得る企業を見るのが好きです。

でも、それだけでは面白くない。

たまには夢も見たい。

この気持ちは残っています。

そして僕は、それでいいと思っています。

その後、+317%になった株もありました

もう一枚、昔のスクショを見つけました。

Jストリームの評価損益率プラス317.07%が表示された当時の株式保有画面
その後に保有していたJストリーム。スクショには評価損益率+317.07%が残っていました。

Jストリーム。

評価損益率、+317.07%。

評価益、+787,600円。

これを載せると、

「ほら、株を続けたら取り返せた!」

みたいに見えるかもしれません。

違います。

この1銘柄で492万円を取り返したわけではありません。

投資を続ければ、必ず損失を取り返せるという話でもありません。

そんな都合の良い話なら、誰も苦労しません(笑)

ただ、僕はこのスクショを見て思いました。

プロスペクトで492万円失ったときに、

「もう株なんて二度とやらない」

と完全にやめていたら、この経験もなかったんだなと。

だから僕は、

失敗したから投資をやめるんじゃなくて、失敗したなら、買い方を変えればいい

と思っています。

30代の僕に会えるなら、こう言う

もし今、プロスペクトを買おうとしている30代の僕が目の前にいたら、こう言います。

「投資をやめる必要はない。でも買い方を考えなさい。」

600万円を1銘柄に入れるな。

フルベットするな。

資金を分散させろ。

大型株もちゃんと見ろ。

夢のある株を買うなら、失敗しても人生が壊れない金額にしろ。

そして、もし株がどうしても怖いなら、金(ゴールド)でもいい。

僕ならそう言います。

株が怖いなら、金(ゴールド)でもいいと思う

僕は今、

投資は、自分を守るための手段でもある

と思っています。

昔は、「お金を増やしたい」の方がかなり強かった。

今は少し違います。

物価が上がる。

同じ100万円を持っていても、買えるものが減っていく。

だったら、現金だけ持っていれば絶対安全なのか?

僕はそうは思いません。

だから今の僕なら、株式投資はやっておきたいと思います。

でも、

「株は怖い」

「値下がりすると眠れない」

という人もいると思います。

だったら、

金(ゴールド)でもいいやん。

僕は結構本気でそう思っています。

無理して株を買って、毎日株価を見ながら怯える必要はない。

株なのか。

金(ゴールド)なのか。

両方なのか。

自分なりに、「自分のお金をどう守るのか」を考えればいい。

僕は今、現金だけを持ち続けることも、何もしない安全策ではないと思っています。

もちろん、経済環境が変われば考えも変えます。

インフレが終わって、現金を持っている方が有利な環境になれば、そのときまた考えればいい。

投資って、一度決めた考えを死ぬまで貫くものでもないと思っています。

状況が変わったら、自分も変えたらいい。

暴落?怖い。でも僕は「チャンス来たー!」とも思う

コロナショックのとき、株価がどんどん下がりました。

もちろん怖いです。

暴落している画面を見て、何とも思わないほど強くはありません(笑)

でも、今の僕には同時に、

「チャンス来たー!」

という気持ちもあります。

株価が大きく落ちたとき、欲しかった会社まで一緒に下がってくることがあります。

だから、僕は普段から全部のお金を使い切りたくない。

数年に一度くらい、大きく下がる局面は来ると思っているからです。

そのときに、買えるお金を持っていたい。

プロスペクトを買った頃の僕は、600万円をほぼ全部入れていました。

だから、本当にチャンスが来ても、

買う金がない(笑)

これはダメです。

今なら、相場が上がっているときほど、全部使ってしまわず、次に動ける余力を残しておきたいと思います。

怖くてみんなが売っているときに、自分まで何もできなくなるのではなく、

「これ、買えるんちゃう?」

と考えられる状態でいたい。

それが今の僕です。

若い頃は「夢」。今は「夢+自分を守るため」

昔の僕にとって投資は、かなり夢寄りでした。

600万円が1,200万円になったら。

株価が10倍になったら。

一気にお金持ちになったら。

そんなことばかり考えていました。

今も、そういう気持ちはあります(笑)

お金持ちになりたいです。

普通に(笑)

でも、今はそれだけじゃありません。

将来が不安だから、お金を増やしたい。

親や家族に、何かしてあげられる余裕を持っていたい。

自分自身も、お金のことで選択肢を狭めたくない。

そして、物価が上がっても、自分の資産を守れるようにしておきたい。

だから僕にとって今の投資は、

夢を見るためのものでもあり、自分を守るためのものでもあります。

両方です。

どちらか一つじゃない。

そこが、20代、30代の頃とは少し変わったところなのかもしれません。

「600万円返します」と言われたら?

もし今、神様みたいな人が出てきて、

「プロスペクトで失った分、返してあげるよ」

と言ってきたら。

どうするか。

そりゃ、返してほしいですよ(笑)

600万円ですよ?

欲しいに決まってます(笑)

「いや、あれは人生経験だったので結構です」

なんて、そんな格好いいことは言いません(笑)

返してください。

ぜひ(笑)

でも、不思議と、もうあのお金そのものにはそこまで執着していません。

ないものは仕方ない。

もう10年以上前のことです。

そして、僕の人生には、

「600万円を1銘柄に突っ込んで、ほとんどなくした」

という経験が一つ増えました。

いつか孫ができたら、話してやろうと思っています。

「じいちゃん昔な、600万円を1銘柄に突っ込んでな」

「それが108万円になったんやで(笑)」

たぶん、

「じいちゃん、何してんの?」

と言われます(笑)

それでいい。

むしろ、その頃には笑い話になっていたら最高です。

失敗も、人生を豊かにする一つだと思う

492万円。

ものすごく高い授業料でした。

だから、もう一回同じ授業料を払いたいとは思いません(笑)

でも、失敗したこと自体を、全部消してしまいたいとも思わなくなりました。

あれがあったから、資金を全部入れないようになった。

損切りできるようになった。

口コミだけで買わなくなった。

「戻るかも」は理由にならないと思えるようになった。

暴落したときに買えるお金を残したいと思うようになった。

そして、投資そのものを悪者にしなくなりました。

投資をやめるんじゃなくて、やり方を変えればいい。

これは、僕が492万円を失ってたどり着いた考えです。

そして投資に限らず、僕は、

失敗したから全部終わり、とはあまり思いません。

失敗した。

じゃあ次どうする?

それでいい。

また働けばいい。

また貯めればいい。

また考えればいい。

また挑戦すればいい。

もちろん、失敗しない方がいいですよ(笑)

できれば492万円なんて失わない方がいい。

でも、もう失敗してしまったなら、いつまでもそこに座り込んでいても仕方ない。

その経験を、次に使えばいい。

僕はそう思っています。

そして今でも、

「これ10倍になるんじゃない?」

という株を見つけたら、たぶん目を輝かせながら調べます(笑)

そこまで変わってしまったら、僕じゃない気もします。

夢は見る。

でも、人生までは賭けない。

夢は見る。でも人生までは賭けないという現在の投資に対する考え方

これくらいが、今の僕にはちょうどいい。

失敗してもいいじゃないですか。

それも人生の醍醐味やと思います。

僕はたぶん、これからもいろいろ失敗します(笑)

でも、そのたびに経験が一つ増える。

そしていつか、

「こんなこともあったんやで(笑)」

と誰かに話せたら、それでいい。

成功した話だけの人生より、失敗した話も山ほどある人生の方が、僕は面白い。

人生、何かが起きる方が面白い。


※この記事は、僕自身の投資経験と現在の考え方を書いたものです。特定の株式や金(ゴールド)などの金融商品の購入・売却を勧めるものではありません。投資には損失が生じる可能性があります。最終的な投資判断はご自身でお願いします。

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