ここママの転職活動をきっかけに、ここパパには一つ大きな疑問が出てきました。
看護師の給料って、なんでこんなに安く感じるん?
ここママは看護師です。
しかも、もともとは大きな病院の脳神経内科で働き、夜勤も月5〜6回していました。
今は健診センターで働いていますが、年収は300万円台。
最初にこの金額を見たとき、ここパパは正直かなりびっくりしました。
看護師って、
- 人の命に関わる仕事
- 資格が必要な専門職
- 採血もする
- 急変対応もする
- 夜勤もある
- 身体介助もある
- 患者さんや家族への対応もある
それなのに、働き方によっては年収300万円台。
もうちょっともらってよくない?
と思ってしまいました。
今回は感情だけで書くのではなく、
- 看護師は実際どんな仕事をしているのか
- どれくらい大変なのか
- 平均年収はいくらなのか
- なぜ「給料が安い」と感じやすいのか
- 看護師向けの賃上げ策はあるのか
このあたりを調べてみます。
看護師の仕事は思っていた以上に幅が広い
看護師の仕事というと、
注射。
採血。
点滴。
このあたりを思い浮かべる人が多いと思います。
でも実際にはかなり幅があります。
病棟なら、
- バイタル測定
- 採血・点滴・注射
- 投薬管理
- 医師の診療補助
- 急変時の対応
- 食事・排泄・移動の介助
- 患者さんや家族への説明
- 記録
- 夜勤
- 他職種との連携
など。
患者さんの状態によっては、ずっと気を張っていないといけません。
ここママも大病院時代は、
身体がクタクタ。
休みの日は寝ていることも多かった。
夜勤も月5〜6回。
患者さんの身体を支えたり、身体を使う仕事も多かった。
ここパパから見ても、
「あの頃は本当にしんどそうだったな」
と思います。
それでも看護師本人に聞くと、
「それが仕事やし」
ぐらいの感覚だったりします。
慣れってすごい。

看護師の平均年収は約525万円
まず、ここは意外でした。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、看護師の全国平均年収は524.7万円、平均年齢は42.1歳です。
ここママの年収300万円台だけを見て、
「看護師って350万円ぐらいなんや」
と思うのは違うようです。
全国平均では500万円を超えています。
ただし、この数字には大きな注意点があります。
夜勤ありの病院勤務も、日勤中心の職場も、いろいろまとめた平均です。
つまり、
「看護師なら誰でも500万円以上もらえる」
という意味ではありません。
ここママのように、
- 夜勤なし
- 健診センター
- 残業ほぼなし
- 夕方早めに帰れる
こういう働き方になると、給与が大きく下がることがあります。
実際ここママは、大病院から健診センターへ転職して年収が約200万円下がりました。

参考:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「看護師」
初任給はそこまで悪くない。でも伸び方が弱い?
ここが今回かなり気になったところです。
日本看護協会は、看護職の給与データを継続的に調査しています。
2024年度の調査でも、病院勤務の正規フルタイム・非管理職看護師の給与について、基本給や税込給与総額の実態がまとめられています。
資料を見ると気になったのが、
基本給そのものの伸びが大きくないこと。
夜勤手当や各種手当を含めれば給与総額は増えます。
でも、
「長く働けば基本給がどんどん上がっていく」感じは弱い。
これが、
「若い頃はそんなに差を感じなかったのに、年齢が上がると他職種との差が気になる」
という感覚につながるのかもしれません。
夜勤をしないと収入が下がりやすい
看護師の給与を考えるとき、かなり大きいのが夜勤です。
ここママも大病院時代は夜勤が月5〜6回ありました。
その頃の年収は、今より約200万円高かった。
でもその代わり、
- 身体はしんどい
- 生活リズムも崩れる
- 休みの日は寝る
- 夜勤リーダーもある
ここママはそこから逃げるように健診センターへ転職しました。
そして、
年収は下がったけど身体はラクで幸せ。
だった。
つまり看護師の給与は、
高い給与を取ろうとすると、夜勤や身体的・精神的負担がセットになりやすい。
そんな面がありそうです。
「看護師は高給」というイメージと実際のズレ
ここパパは完全に、
看護師=高給
だと思っていました。
でも調べてみると、
「平均年収は500万円を超えている」
一方で、
「夜勤なし・日勤中心・健診などでは300万円台もあり得る」
という両方が成立します。
だから、
看護師全体の平均年収だけを見ると高く見える。
でも、
- 子育てのために夜勤をやめる
- 身体のために病棟を離れる
- 残業の少ない職場を選ぶ
そうすると一気に収入が下がる。
この構造が、
「看護師って思ったより給料低いな」
と感じる理由の一つなのかもしれません。
40代で見ると、公務員との給与差も気になった
ここで一つ比較してみます。
給与の話になると、
「公務員はもらいすぎ」
みたいに言われることがあります。
ここパパは公務員の給与が高すぎるとは思っていません。
公務員には公務員のしんどさがあります。
住民対応。
異動。
責任の重い仕事。
災害が起これば休日や夜中でも出勤することがあります。
だから、
「公務員はラクなのに給料が高い」
なんて言うつもりは全くありません。
ただ、比較するとちょっと驚きます。
人事院の2025年の調査では、国家公務員の行政職(一)は平均年齢41.9歳、平均給与月額41万4,480円でした。
この平均給与月額に加えて、年2回の期末・勤勉手当、いわゆるボーナスがあります。
役職や勤務地などによってもちろん違いますが、40代前半〜半ばになると、年収600万円台後半〜700万円前後になるケースもあります。
一方。
ここママは看護師。
資格が必要な専門職です。
大病院では脳神経内科で働き、
夜勤もして、
採血や点滴をして、
患者さんの急変にも対応する。
身体介助もある。
人の命に関わる仕事です。
それでも、現在の健診センターでは年収300万円台。
もちろん働き方は全然違います。
今のここママは夜勤なし。
残業もほぼなし。
15時45分には仕事が終わる。
だから単純に、
「公務員700万円、看護師350万円。看護師かわいそう!」
と比較するのは乱暴です。
でも、それでもここパパは思ってしまう。
看護師って、もうちょっともらってよくない?

若い頃なら、そこまで給与差を感じないかもしれません。
でも40代になると、
- 昇給
- 役職
- 勤続年数
こういうもので給与差がだんだん広がっていきます。
一方で看護師は、
管理職にならず、
子育てのために夜勤をやめて、
日勤中心の働き方を選ぶと、
給与がかなり下がることがあります。
だからここパパが言いたいのは、
公務員の給与を下げてほしい
ではありません。
むしろ逆。
看護師の方を上げてあげてほしい。
ということです。
人の命に関わる専門職で、長く働いて経験も積んでいる。
それなのに、働き方を少し家庭寄りにしただけで年収300万円台になる。
ここにはどうしても違和感があります。
保育士や介護士は処遇改善のニュースを見るけど、看護師は?
ここも気になりました。
ニュースを見ていると、
保育士。
介護士。
このあたりは、
「処遇改善」
「賃上げ」
という言葉を比較的よく見ます。
では看護師は?
調べると、
看護師にも賃上げの仕組みはありました。
看護師にも「ベースアップ評価料」がある
2024年度の診療報酬改定で、
ベースアップ評価料
という仕組みが導入されました。
簡単にいうと、医療機関が診療報酬として受け取った分を、看護師など医療従事者の賃金改善に使う仕組みです。
さらに2026年度の診療報酬改定では、対象となる医療従事者について、2026年度に3.2%、2027年度にさらに3.2%の賃上げを目指す仕組みが示されています。
ここだけ聞くと、
「おお、結構上がるやん!」
と思いました。
ただ、少し注意が必要です。
全員一律で3.2%給料が上がるわけではない
ベースアップ評価料は、
国が看護師一人一人に直接お金を配る制度ではありません。
医療機関が評価料を算定し、その収入を職員の賃金改善に使います。
つまり、
勤務先によって反映のされ方が違います。
- 基本給に反映される
- 毎月の手当として支給される
- 賞与などに反映される
- 医療機関によって金額や方法が異なる
なので、
「2026年から看護師全員の給料が自動的に3.2%アップ」
という意味ではありません。

基本給が上がる方が大事なんじゃない?
ここパパが調べていて思ったのは、
手当より基本給を上げてほしい。
ということ。
もちろん手当でも給料が上がるのはありがたいです。
でも基本給が上がれば、
- 賞与
- 昇給
- 退職金
こういう部分にも影響しやすい。
一時的な手当より、
看護師という仕事そのものの基本給が底上げされる方が長期的には大きい。
ここパパはそう思います。
看護師の給与が低く感じる理由をまとめると
今回調べてみて、
「看護師の給料が一律に安い」
という話ではありませんでした。
全国平均年収は約525万円あります。
でも、
- 夜勤手当の影響が大きい
- 日勤のみになると収入が下がりやすい
- 健診など働きやすい職場では給与が低いことがある
- 基本給の伸びが大きくない
- 管理職にならなければ年齢とともに大きく伸びにくいことがある
- 子育てとの両立を優先すると高収入求人を選びにくい
こういう要素が重なって、
「責任の重さの割に安くない?」
と感じやすいんだと思います。
ここパパとしては、やっぱりもっと上げてほしい
ここまで調べても、
ここパパの感想は変わりませんでした。
看護師の給料、もっと上げてあげてほしい。
ここママを見ていると、
朝早く出て、
仕事をして、
帰ってきたら保育園のお迎え。
家事。
子育て。
それで年収300万円台。
仕事内容は今の健診センターなので比較的穏やかとはいえ、
看護師資格を取って、
病院で経験も積んで、
採血も注射もできる。
それでこの金額かー。
と思ってしまいます。
もちろん、
給料だけで仕事の価値が決まるわけではありません。
ここママ自身は、
身体がラクで、人間関係が良くて、今の職場はかなり好き。
これも大事です。
だからこそ、
働きやすさを選んでも、もう少し給与が高くなる社会になってほしい。
ここパパはそう思います。
今回調べて分かったこと
最後にまとめます。
看護師の全国平均年収は約525万円。
なので、
「看護師はみんな安月給」
ではありません。
ただし、
- 夜勤なし
- 日勤中心
- 健診
- 子育て優先
こうした働き方を選ぶと、年収が大きく下がることがあります。
そして看護師など医療従事者向けの賃上げ策として、ベースアップ評価料もあります。
2026年度以降も賃上げ目標は設定されています。
でも、
勤務先によって反映方法が違う。
ここが現実です。
看護師という仕事の責任や専門性を考えると、
もっと基本給そのものが上がってもいいんじゃないかなー。
ここパパはそんなことを思いました。
そして何より、
ここママ。
次の転職先では、
年収400万円以上。
ここパパとしては、
450万円以上。
ぜひお願いします(笑)
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