大人が見落としている『日常のハート』を、4歳の子どもに教わった話

子どもとのほっこりエピソード

普段は何気なく歩いている道。

仕事の段取りを考えたり、今日の予定を頭の中で整理したり。

私たちは毎日いろいろなことを考えながら、当たり前のように同じ道を歩いていますよね。

でも、子どもと一緒に歩くと、いつもの見慣れた景色がまったく違う世界に見えることがあります。

今日は、そんな日常の中で4歳の子どもから教わった、小さくて大切な気づきについて書いてみようと思います。

嵐のような朝と、保育園への道のり

話は前日の夜に遡ります。

我が家の4歳になる子どもですが、この日はなんだかテンションが上がってしまって、とにかくはしゃぎまくり。

興奮がおさまらない様子で、ベッドに入ってもなかなか寝てくれませんでした。

「早く寝ないと明日起きられないよ〜」なんて声をかけつつ、なんとか寝かしつけたのですが……

案の定、次の日の朝は目覚めがすこぶる悪かったんです(笑)

目をこすりながら起きてきたものの、まだまだ眠気が残っていて機嫌は斜め下。

「ママがいい〜」とママにベッタリで、ちょっとぐずり気味のスタートでした。

妻も朝はバタバタと忙しいので、ここはパパの出番です。

「ほら、ご飯食べようね」となんとか朝ごはんを食べさせ、眠くてグズグズ言うのをなだめながら服を着替えさせ、保育園へと出発しました。

道中も「ママがいい……」と、まだ機嫌が直らない様子。

「パパと一緒に行こうね」と声をかけながら、手を引いて歩いていました。

「あそこにハートがあるよ!」

そんな、ちょっとどんよりとした雰囲気で歩いていた保育園への道すがらでのことです。

さっきまで眠そうにトボトボ歩いていた子どもが、急に足を止めて、道端の植え込みを指差しました。

「あそこにハートがあるよ!」

そう言われて指の先を見てみると、道端に生えている雑草の葉っぱでした。

よく見てみると、小さな葉っぱがきれいなハートの形をしているんです。

普段の僕なら、間違いなく気づかずに通り過ぎていたような、足元の小さな雑草。

僕にとっては「ただの道端の草」でしかなかったものが、子どもにとっては「見つけるとうれしくなるハート」だったんですよね。

そこまで完璧にかわいいハートの形だったわけではないのですが(笑)、その小さなハートを見つけて、パッと顔を輝かせて声をかけてくれた子どもの姿が、たまらなくかわいかったんです。

さっきまで「ママがいい」とぐずっていたのが嘘みたいにうれしそうな表情をしていて、それを見た僕も、なんだか胸のあたりがじんわりと温かくなりました。

4歳の娘が散歩中に見つけたハート形の葉っぱ

娘が見つけた「ハート」。いつもの道にこんな葉っぱがありました。

大人には見えなくなっていたもの

僕たちは大人になるにつれて、どうしても「大きな成果」や「特別なイベント」ばかりに目を向けてしまいがちです。

でも、本当は自分では気づかないような、小さくてかわいいもの、心をほっこりさせてくれるものって、案外すぐ身近にあるものなんですね。

子どもは、大人が見落としてしまうような「日常の宝物」を見つける天才なのかもしれません。

朝のバタバタやぐずり対応で少し疲れ気味だったパパの心も、子どもが見つけてくれた小さなハートのおかげで、すっかり晴れやかになりました。

普段何気なく歩いている道も、子どもと一緒に歩いてみると全然違う景色になる。

そんなことを4歳の子どもに教えてもらった朝でした。

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